2010年

8月

09日

チョコチョコ展覧会を見ていて

関西だけですが年間平均約400ほどの展覧会をここ7~8年見続けています。

 

多い年は関東も含めて700強ってときもありました。

 

ジャンルは何でもござれで見ておりますが、やっぱり立体、特にやきものに関しては独特な見方をしているのだと思います。

 

先日先輩でもある陶芸家さんが所属しているオープンアトリエを見てきました。

 

年も違う、表現手段も違う作家が集まったそのアトリエにはとてもいい空気が感じれました。

 

そこで見た先輩の作品、作家本人の説明も有ったこともありとてもいい刺激になった。

 

「やきもので作る作品の意味」や「やきものでできる新たな表現」と言う面でとても興味深いものを感じれたし、先輩が今まで研究してきた成果をまざまざと見せられた気がしました。

 

本当に「陶芸=器」という感覚はあまりにも視界を狭めているし、スタイリッシュな器のラインに伝統的な味付けを施すことで生まれる新しいやきものとかっていう感覚ではなく、「焼成することで生まれる意味」や「素材が持つ意味」等を踏まえた先輩の作品に何か目が覚める要素を感じたわけです。

 

これがそのままマーケットに乗るとは思わないけど、長いスパンで見たとき、西洋美術が生み出した文脈がいくら二千年程度と言ったところで、やきものは数万年その色を、その質感を維持し続けることを考えたら、今後やきものがもたらす影響は計り知れないものかもしれない。

 

土を扱うと言うことは、今自分が思っているよりももっと先を考えることができることなのかもしれないなぁ~と炎天下の中フラフラになりながら思った次第です。